会長挨拶・・・福岡県倫理法人会 会長 中尾 達弥氏
コロナでの退会者に対して、電話をしたり、手紙を書いたりして、今までの感謝を伝え、コロナが終息したら、また一緒に学びましょうというお話などをされて、最後に
丸山創始者が息を引き取られる前に言われた最後の言葉を
紹介されていました。
急ぐな。先のことを心配するな。自然に任せて処置をとれ。
「これで良い。」喜べ。
この話は、はじめてきいたのですが、万人幸福の栞を書かれた、
丸山敏雄さんらしい。最後の言葉だなあと思いました。
自分が、亡くなるにも関わらず、残された方のことを想われ、
そして、「これで良い。」喜べと。
本当に、倫理を実践されたから、出てくる言葉なのかと思いました。
講話・・・一般社団法人倫理研究所 理事 野中 真一郎
「苦難は人を殺すためにあるのではない。人をより善くし、より一歩進めさせようと向上させようとしてあるのである。」 (人類の朝光 丸山敏雄著より)
苦難による体験
福岡県会長時代の話
物流事故、荷物に傷をつけるや誤配送などを起こす。
取引先も2社輸送を検討されておられ、
取引先に行った時に、
いろいろ団体の役職もされておられますが、我社の仕事とどちらが大事ですか
と問い詰められる。
当時、福岡県倫理法人会の会長をされておられたので、
役職としての、お仕事もかなり多かったそうですが、
顧客からどちらが大事かといわれて、倫理法人会が大事とは、
さすがに言えないですもんね^^;
そして、落ち着いて原因を考えられます。
今までは、品質事故があったら、その原因は何だ、対策は何だ。
事故がある度に、考えていたが、後追いだったなあと
これからは、いいサービスをしていこうと思えば、
そういう事故も想定した上で、社員さんの教育だったり
我社の仕事の在り方を積極的に見直していくということが
品質をアップしていく一番のことだと思い浮かばれます。
クレームのあったお客さんも物流センターをもっていたので、
勉强させてもらいにいくことに。
そして学んだことを、
理屈抜きに取り組みをはじめられます。
月に一度の協力会社も交えたミィーティング。
現場のパトロールも協力会社とも一緒に行う。
技能向上のコンクールを実施。
フォークリフトの安全に運べるかのコンクール。
そして、賞をとった上手い社員のやり方をみんなで勉强する。
設備のメンテナンス研修も実施。
そして2年後
物流会社のコンクールで賞をもらえるようにまでなられます。
「苦難は人を殺すためにあるのではない。人をより善くし、より一歩進めさせようと向上させようとしてあるのである。」 を繰り返す自分で唱えることによって、気持ちが前を向いてすすめることが出来たと話されました。
まさに今回のテーマでも、ある苦難の本質をとらえ、
正面から受け止め、一歩すすめ向上させた素晴らしい実践では、
ないでしょうか。
そして、実際、苦難にあった時に、どうすれば、よいかも、
講話の後半でお話いただきました。
苦難に対する実践
①倫理指導
倫理法人会に入会すれば、受けれる指導で、
資格をもった方が個別にアドバイスとどういう実践をすればよいかを
教えてくれます。
②正面かえあ受け止める
よしこいと受け止める。
③もつれた糸をときほぐす
困ったことがあった時に、その苦難をじーとみてたら、
からみあってるけど、一本一本と気ほぐせる。
④「…‥がよい」と言う
売上が落ちたのがよい。赤字がよい。
どうすれば、赤字から抜け出せるか、売上が伸ばせるか
社員みんなで考えれる、いいチャンス。言ってみるのがよい。
⑤自分から離れ、外から自分を眺める
自分自身の会社で対応できることと、対応できないこと。
自分がぐーと上から見るようなイメージ。
それは、他の会社でもあることじゃないのとか、
客観視できる。
といったことを学ばせていただきました。
なかなか、苦難がおとずれた時、「これが良い。」とは、思えないかもしれませんが、
まずは、...が良い。と言葉に出してみるところから、私ははじめたいと思います。
そして、「苦難は人を殺すためにあるのではない。人をより善くし、より一歩進めさせようと向上させようとしてあるのである。」と唱え、言い聞かせ、苦難に正面から取り組み、自分や周りの人を善くし、一歩進め向上させれるようにしていきたいと思いました。
こちらの講話はYou Tubeで視聴できますので、気になられた方は、ぜひ、本編をご覧ください(^^)
福岡県倫理法人会
https://rinri-fukuoka.jp/
福岡県倫理法人会ユーチューブチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCunDfnozhSfQ7BSS4jxmjNw
講話・・・一般社団法人倫理研究所 理事 野中 真一郎
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