7.物境不離(ぶっきょうふり)の原理
物はみなそれぞれに一定の形を有しています。形が在るということは、物がある空間を占めて、その物と他の物(あるいは空間)との間にはっきりとした境(場・環境)が在るということです。
この「境」は「場」あるいは「環境」と捉えます。「物が物としてあるためには必ず場があり、物がなくて場だけあるということはありません。
社屋(物)は土地(境)がるから存在するのです。
その物と境に対して、「この場所が最も良い所」と感謝することにより、社屋・工場も生きてくるのです。
(「七つの原理」は幸せ・成功するための解説書より)
物境不離の原理について、説明が上記のサイトにございましたので、引用させていただきます。
そして、物境不離の原理で、物には、それぞれ性能(働き)があり、活かして物を使わない、死蔵させてしまうのも、物境不離の原理から外れるとのことです。
道具にも機械にも、金銭にも、それぞれが置かれた場において最高の働きができるよう、感謝という潤滑油を注ぎ活かして使うことをすすめられております。
人も同じく、自分が置かれた立場、今の役割を尊び、精一杯そのつとめを果たそうとする姿勢。これも物境不離の原理にたった生き方だそうです。
いま自分が従事し、与えられた仕事に意義を見出し、喜んで勇んで没頭する時に、その仕事が天職となる
こちらは、著者の祖父、丸山敏雄氏が著書の中で天職についてのべられている言葉です。こちらも、物境不離の原理に沿って、人の能力を活かすということにも、つながるのではないでしょうか。
物にも、人にも、それぞれ能力や性能、働きがあり、「場」や「他の物」や「人」と一体となって働くとき、能力を発揮し、生成発展を助け、より高い存在調和をもたらしていく。
ということが物境不離の原理ということではないでしょうか。
「あなたが身を置くその所という境を、さらにふさわしく、より調和あるものとするよう努めよ」
と著者は、しめくくられています。
今の自身の能力や、以下置かれている立場や場を理解し、自身の能力を、場にふさわしい形で発揮し、自身や場を生成発展させて高めていく。その働きを発揮できた時、自身が活かされているという喜びがもたらされ、そういった人生が幸せな人生
なのかもしれませんね。
以上が、物境不離の原理を読んでの感想と学んだことのまとめでした。
最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。
著者:丸山 敏秋(まるやま としあき、1953年 - )は、日本の社会教育者。一般社団法人倫理研究所理事長[4]、日本家庭教育学会副会長[5]、日本会議代表委員[6]。
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