用具をわが手足の如く大切にし、衣服をわが体の如く愛するだけでなく、農夫は作物を、生産人はそれぞれの生産品を、わが子の如く愛し、慈しむ。そうした人たちによって、この上もないよい物が、たとえようもなくたくさん産みだされる。
自分自身を振り返ってみて、
私の使う仕事は、PCを使う仕事です。
PCやマウスは、一日の最初使いはじめに、磨くようにしておりますが、いざ、PCの中身のデータの整理がおいついておらず、気づいた時に少しづつはしているのですが、仕事のデータが多く、なかなか片付けきれていないのが実情です。
「用具の手足の如く大切にする。」
外見の手入れも大切ですが、PCのスペックを最大限に活用するということを考えると、いらないデータは削除し、整理するのが、PCを最大限の能力を発揮できると思います。
「得るは捨つるにあり」
いらないデータを定期的に削除し、私の仕事道具(PC)も最大限に能力を発揮できるように定期的にメンテナンスやデータの削除をしていきたいと思いました。
農夫は作物を、生産人はそれぞれの生産品を、わが子の如く愛し、慈しむ。そうした人たちによって、この上もないよい物が、たとえようもなくたくさん産みだされる。
また上記の一文も印象に残りました。
自分は、WEB制作の仕事をしております。
自身の制作したサイトには、もちろん愛着もありますし、きちんとしたものを納品しようという思いで、いつも制作させていただいております。
ただ、「我が子の如く愛し、慈しむ。」というところまで、愛情をそそげているのかなと、
改めて思いました。
納期や限られた時間や予算の中での制作。
効率を重視するところも、もちろん出てきます。
そんななかでも、毎回、作るものに、愛情を傾け、まずは、私自身が愛せるるものを、毎回毎回つくっていこうと、今回、万物生成を読んで改めて思いました。
皆様は、どうですか?
仕事の道具や普段使っている道具、自分の服、仕事の成果物を愛せる仕事をしてますか?
そういったことを心がけるだけでも、いい仕事につながりるのではないでしょうか。
この章のまとめでも、二宮尊徳さんの「たらいの水」の例話がでてきます。
水を自分の方にやろうとすると、跳ね返って向こうへ行く。
相手の方へやろうとすると、はねかえって自分の方へ戻ってくる。
まずは、自分の道具や身の回りのものを大切にし、
自分の仕事を、愛し。
自分が愛せるものを、顧客からも、愛されるものをつくり、
顧客にとどけることで、「たらいの水」のように自分自身へ返ってくるのではないでしょうか。
物はこれを愛する人によって産み出され、これを大切にする人のために働き、これを生かす人に集まってくる。すべて生きているからである。
と締めくくられています。量子力学でも、ひとつひとつ物質の原子に運動があり、科学的な観点からも、生きているという表現をつかっても、間違いではないのかもしれませんね。大切にしようという想いから、物や人も生きてくる。私は、そのように想いました。
本日の気づきは以上です。
最後まで読んで、いただき、ありがとうございました(^^)
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